Archive for the ‘私たちの思うこと’ Category

-木の魅力- ひとつひとつ 違う表情になる

金曜日, 10月 11th, 2013

丸太

木の魅力のひとつに、ひとつひとつ表情の違う木目模様があります。
この模様は年輪が作っています。

年輪1日本のように四季があると、春から夏にかけて樹木は葉を茂らせどんどん育ち、葉っぱで作られた養分は枝から幹へとゆっくり流れ、枝と幹を太らせていきます。この部分は淡い色をしていて春材と呼ばれます。

秋には気温が下がるので養分は減り、冬には葉を落としてしまう木も多く成長がほとんど止まるので、年輪の色の濃い部分ができます。この部分を秋材と呼びます。

つまり、根元の年輪の数はその木の年齢で、年輪の幅は成長の一年ごとの記録になります。春材と秋材の占める割合は育つ生育環境や気候変動によって変化しますのでひとつとして同じ表情のない木目模様が現れます。

この均一ではない柔らかなゆらぎを感じられることが、
木に和む要因の一つになっているのだと思います。

この樹木を伐採した丸太を、立っていた方向に平行に切っていくと、
春・秋材が交互に紡錘形になって現れる板目と呼ばれます。
また、樹心部分を通るように切ると春・秋材は平行線状に縞模様になって現れ
これが柾目と呼ばれます。
一般に製材した板材ではこの両者が同じ材面に
中央部分は板目模様、両端の部分には柾目模様が現れます。

樹種によって板目や柾目の現れ方もそれぞれです。
製品になったとき、できるだけ自然に木目を感じられて
そのひとつだけの表情を気に入っていただけるよう
日々木を見てものづくりをしています。

木は身近な素材

金曜日, 9月 27th, 2013

和室時計

新製品の和室時計の写真を見ていると、
子どもの頃に住んでいた古い家の柱には、
毎年弟と背くらべをしたキズがあったな~と思い出します。

 
木造の家に住んで、朝はちゃぶ台でお箸とお碗でご飯を食べて、
学校では木の床に木の机と椅子で勉強して、
冬は木のスキーや木のソリで遊んだなぁ..なんて次々と思い出します。
年代がバレバレですが、まさに‘ALWAYS 三丁目の夕日’の風景です。

 
南北に細長くつながる日本の風土は、
豊かな緑に恵まれて、木の文化が育まれてきました。
世界最古の木の建築が「法隆寺」で、世界遺産に登録されているなんて
誇れる文化だと思います。
きっと私たちのDNAには、木の文化が刷りこまれているんでしょう。

 
次回から、改めて‘木の魅力’について、
自分たちなりにまとめてお伝えしたいと思います。

‘節’や‘カナスジ’も、木の個性

金曜日, 9月 13th, 2013

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コサイン花壇のお手入れや、ミニトマトの収穫をしていると、
光と水と空気が必要なことを実感します。
どれかひとつ足りなくても、花壇の花はキレイな花を咲かせてくれませんし、
トマトは赤くなりません。

もちろん樹木も、太陽の光をエネルギー源に、
空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水を組み合わせて、
葉っぱや幹などの体を作っています。

そのため、樹木の体には長い年月育った環境の痕跡が刻まれます。

私たちは、毎日その痕跡を見ながらものづくりをしていますが、
今回は、ひょっこり顔を出した「節」と「カナスジ」を見てみたいと思います。

 

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樹木は、太陽の光を求めて枝を伸ばします。                           
成長するために枝のない樹木はなく、幹の外観に枝の跡形が全くない場合でも、幹の中には成長時の枝が包み込まれています。

この幹に残った枝が「節」です。

 

 

 

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そして樹木は、土に根を下ろしている長い年月、地中のたくさんの栄養分を導管を通して吸い上げ、
幹や枝、葉や花にその要素を送り成長していきます。

地中には「鉄分」も多く含まれ、
その鉄分が固まった部分が「カナスジ」とよばれる部分です。

 

 

樹木は育った土地の気候風土に適応しながら成長しますので、
同じ樹種でも性質や表情に違いが出ます。
「節」や「カナスジ」は、その成長過程の記録であり
一本一本の木の個性として見ると面白いですね。

 

002-300x225 おまけ・ハート形の節が出てきました~♪

適した環境で、育てること

月曜日, 9月 2nd, 2013

製材された木を使い生活道具づくりをしている私たちですが、
さかのぼって林業について考える機会は正直少なく、勉強不足なのが現状です。

今年から「コサインの森」計画を進めていますが、
実際に森に入り、もりねっとさんのお話をお聞きすると
50年~100年の長い単位で森を考えていかなければならないことを実感します。

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‘コサインの森’で考える。

森の恵みは、そこにあって空気や水や生き物の環境を守ってくれることと、
木材を生んでくれることの2つがあります。
木材は人間が努力すれば、地球から減らさないで使える数少ない資源。
森をきちんと手入れし、木が育った分だけを使えば未来まで続くはずです。

日本は、水や温度や日光に恵まれているので、
倒木や種から自然に木が育った天然の森があります。
一方、植林も森の育て方のひとつです。

自分たちの周りをよく見てみると、
人里近くで、木材生産のために針葉樹の苗を植えた人工林。
環境を良くする目的で、広葉樹や針葉樹が入り混じった天然林があります。

人工林では、木が育つにつれ混みすぎないように
伐る木、残す木を選んで間伐していきます。
天然林でも、一部を切った方が早く育つこともあります。
木を太らせ木材として使えるようにするために、
植え方や切り方のバランスが大切なんです。
森にとって、伐ることは育てることと同じなんですね。

 

参考資料:『森へ行こう2013』 NPO法人 もりねっと北海道

木を知ること -コサインの森-

土曜日, 8月 10th, 2013

笹の道

 

8月3日(土) pm2:00

 

小型バスに全員乗り込みコサインの森へ出発!
鷹栖インターを通り過ぎるころから、景色が変わらなくなる。どこで曲がるのか、目印がわからない。ひとりでは行き着けない。

会社からバスで15分くらいで森の入口に到着。
元々は芋畑だった土地に、50年前にカラマツを植林した森らしい。湿地のためカラマツが育たなかった地面にはシラカンバや十数種類の天然木が自生し雑木林に変化してきたそうだ。東京ドームとほぼ同じ面積の森!

 

笹の道虫除けスプレーを全身にふりかけ、首にはタオルを巻いていざ森の中へ。空き地には一面に笹が自生している。一週間前に、もりねっとさんが笹を刈って準備してくださっていた。ふたりがかりで丸1日。私たちだけでは道づくりもままならない。

 

森の左手にある小川を目指して進むが、刈られた笹が折り重なった道は柔らかかったり硬かったりで歩きづらい。虫たちが私たちの周りをブンブンと元気に飛び回っている。怖い..。途中、桑の木があった!桑の実を実食。ベリーの甘酸っぱい味が口に広がる。

 

 

小川に着くと、虫除けスプレーをかけ合いながらそれぞれ自由に水遊び。森遊び。笹舟を小川に浮かべたり、イタドリ笛を教えてもらったり。もりねっとの山本さんが笹の新芽を摘んで鍋で煮出してくれる。アッという間に笹茶の出来上がり。笹の香りがスッとして飲むとお腹が温まる。美味しくてお代わり。

小川
笹茶1対生1

 

楡やハンノキ、コサイン本店のシンボルツリー羽団扇楓もある。葉っぱを見ただけでは何の木か良くわからない。良く見ると葉の付き方もそれぞれで 面白い。楡やハンノキは交互に葉がつく互生(ごせい)。楓は必ず2枚が対になってつく対生(たいせい)。知らなかった..。

ひとしきり休んだあと帰路へ。来た道と違う道を歩いていたが、全く気付かなかった。ぐるりと回って出発点に戻ってきた。途中急な坂があり、‘ファイト一発!’の掛け声で引きづり上げられていた者もいたようだ。出発点でくるみの木と桑の木を発見。

知れば知るほどきっと面白くなる。今度は涼しく虫の少ない時期に。
多少の虫刺されあり、ダニも発見しつつ帰路につく。