Archive for the ‘私たちの思うこと’ Category

大切に使われること

日曜日, 8月 10th, 2014

札幌ではこの夏、9月28日まで 「札幌国際芸術祭2014」 が開催されています。
「都市と自然」をテーマに美術館や札幌駅前から中心街で
様々なプロジェクトが繰り広げられて街が賑やかです。

札幌芸術の森も会場になっていて、
先日、美術館・野外美術館とたっぷりと楽しんできました。

DSCN4328 DSCN4342

DSCN4329 DSCN4358

解放感があって大好きな場所ですが、
野外美術館の中に 「佐藤忠良記念子どもアトリエ」 があります。
実は竣工時に、コサインでスツールとテーブルを作らせていただきました。
平成20年なので6年前になります。

DSCN4370

私は初めて訪問させてもらいました。
緑に囲まれた木造平屋建ての建物は、親しみやすく迎え入れてくれます。
ビーンズスツール・ピーナッツスツールもアトリエにしっくりと溶け込んでいました。
図書コーナーに置かれていて、本を読んだり、お弁当を食べたり、
休憩に使われたりと、来館の方々に親しまれているそうです。

メープル材の色もいい飴色になり、
みなさんに大切に使われている様子が感じられて、とても嬉しい訪問になりました。
この夏はイベント盛り沢山ですので、機会がありましたらぜひお立ち寄りください。

余すところなく使いきる - cosine TOY –

金曜日, 7月 25th, 2014

costory_0102

上の写真は、ドレスラックを木取った後に残ったメープルの短い材料です。
この短い材料も、木の温かみを伝える小さな製品にしたいと
木の玩具 「cosine TOY」 をスタートさせたのが8年前の2006年。

赤ちゃんが小さな手で持ったり舐めたりしても安全な玩具作りを進める中で
古くから伝統工芸技術を持つ産地である、
小田原の職人集団 「木の國屋」 さんとの出会いがありました。

 

小田原は平安時代の初期頃より、
豊富な木材が伊豆半島から箱根山系にあったことや、
東海道の街道を行きかう人や箱根への湯治客の増加にともない
お土産品として木製品の生産が盛んになったそうです。

小田原漆器、箱根寄木細工、小田原指物、象嵌、玩具などなど、
さまざまな木工芸技術を高いレベルで維持している産地です。
その中でも‘挽き物’と呼ばれる、轆轤(ろくろ)や旋盤で材料を回転させて
刃物を当てて削り出す技法で、まあるい木の玩具を作っています。

 

ki16_img02

 

今年、小田原を訪ねてきた製品開発の森のレポートは こちら

お店でも出産のお祝いやお土産に、年間を通して人気のある製品です。

 

できるだけ余すところなく使いきる

金曜日, 7月 11th, 2014

こっぱっぱ

夏の一大イベント、モクモクフェスタが終わりました。
今年もたくさんのみなさまにご来場いただきまして、
本当にありがとうございました!

大人気の『こっぱっぱ木工教室』では
今年も何組もの親子が楽しんでいかれました。
今年の様子はコチラから⇒

この『こっぱっぱ』ですが、もうかれこれ20年近く前に
工房で大量の三角形の木っ端が出て、
社長が息子の出身保育園におもちゃ代わりに寄付したのが発端でした。

保育園の子どもたちが、木っ端で顔のオブジェを作ってくれて
その子どもたちの自由な創造力に驚かされて、
木っ端を使ったイベントをやろう!とはじまった取り組みです。

小さなカケラになっても、100年育った木の魅力でしょうか。
大人も子どもも楽しめる木のイベントとして全国にも広がっています。

その名も「こっぱっぱ」という木っ端を袋詰めにした製品にもなりました。
コサイン製品の木のカケラを集めてオーガニックコットン袋に入れた製品です。
いろんなカタチと木の温かみが創造力をかきたてます。

DSCN5157_small

「こっぱっぱ」体験してみませんか?

お手入れをした時にリフレッシュする気持ちよさ

金曜日, 6月 27th, 2014

全国的には梅雨前線が停滞しているようですが、
旭川は気持ちよい青空が広がっています。
これからの北海道は、いたるところで花も咲き乱れ、
一年で一番気持ちよい季節を迎えます。
今時期の北海道旅行はお勧めです!

こんな時期には、もちろんアウトドアも満喫したいですが
お部屋の模様替えをしつつ大掃除をしたりと、インドアもリフレッシュしたくなります。

オイル仕上げの無垢材の道具は
オイルメンテナンスをすると俄然リフレッシュします。
やすりで全体の汚れを取ってオイルを塗ります。
オイルの乾きも早いので半日でメンテナンス完了です。

やってみると意外と簡単にできますので、
半年~1年の汚れをリフレッシュして、
しっとりつやつやに復活した木肌を楽しんでください。

 

DSCF5068 step1

表面をさっと拭き、「お手入れセット」の研磨シートで木目に沿って磨きます。

 

 

 

DSCF5086step2

オイルの缶をよく振ってオイル適量を布に取り、木目に沿って擦り込むように薄くのばしていきます。

 

 

 

DSCF5088step3

20〜30分後乾いた柔らかい布で軽く拭き上げ、できるだけ換気をして半日ほど乾燥させます。

リペアできる

金曜日, 6月 13th, 2014

6月に入り梅雨入りしている地域が多いみたいですね。
こちら北海道でも曇ったり雨が降ったりしていますが、
比較的湿気が少ないので、涼しく過ごしやすい毎日です。

湿気の多い時期には、木も呼吸をしているので水分を含んで膨張します。
梅雨時期の締め切ったお部屋の中で、チェストの引き出しが空かなくなった..
なんてクレームも遠~い昔にありました。

木の家具を使っていると、ふとした瞬間にキズをつけてしまう事もあります。
大事に使っていたのに..と、気持ちまで凹んでしまいますが..
家具の浅い凹みはちょっとしたコツで目立たなくなる場合もあるんです。
オイル仕上げの製品に有効ですよ。

2007_11010166

濡れたタオルを打ちキズに当て、アイロンの蒸気でふかします。
するとどうでしょう!凹んだ部分が盛り上がり、目立たなくなりました。

2007_11010164 2007_11010169

Before : 打ちキズを付けてしまった!    After : 目立たなくなりました。

アイロンの後に、やすりで平滑にしてオイルを塗れば完璧です。
オイル仕上げの製品は自分でやすりを掛けてメンテナンスできますので、
手を掛けるのも愉しみになります。

メンテナンスをしながら使うこと

金曜日, 5月 23rd, 2014

北海道は、新緑の季節到来です!
日中は20℃を越えるようになってきたので
洗濯物も1日でカラッと乾き、気持ちもリフレッシュ!します。

私たちの製品の中で、水に触れるものや壁に掛けるものは
水気に強く日々のメンテナンスが楽なウレタン塗装を施します。
一方、日々手で触れて使うものはオイル仕上げと、
道具の用途に合わせて2種類の塗装を使い分けています。

 

dr13_img03 cw15m_01

ウレタン塗装は木地の表面をコーティングする塗装です。
耐水性・耐汚性・耐薬品性に優れた仕上げです。
掛け時計や物干しに使えるラック類など、
壁に掛けるものや水に触れるものはウレタン塗装が向いています。

ときどきホコリを払って柔らかい布で拭き上げてください。
定期的なメンテナンスは不要ですが、長く使ううちに塗膜が剥がれたりした場合は
有償で塗装修理が可能ですので、あきらめずにご連絡ください。

 

st06_img01 wi05_img03

オイル仕上げは木に浸透し呼吸を妨げず、木地の質感を損ないません。
使い込むほどに味わい深さが増す仕上げです。
スツールやテーブルなど、日々手で触れて使うものはオイルで仕上げます。
味わいが増し、小さな傷なら自分で修復することもできます。

耐水性はないので飲み物などをこぼした場合はすぐに拭き取ってください。
年に一度ほど専用オイルで磨き上げ、乾燥や汚れの染み込みを防ぎます。

オイルメンテナンス用に お手入れセット をご用意していますので
これからの季節にお持ちのスツールやテーブルも
リフレッシュしてみてはいかがでしょう?

 

長く使い続けられること -ネストスツール-

金曜日, 5月 9th, 2014

ロッキング

コサインのネストスツールや、ワゴンテーブルの角には
一升枡のような凹凸の模様が施されています。
これは、板を長手方向に角度を付けて接合する方法で
組み接ぎと言い、その中でも代表的なあられ組みです。

組み手に加工すると、接着面が多く強固な接合ができ、
板の反りなど、狂いをおさえる効果もあります。
また、デザインのポイントにもなります。

昔ながらの和家具の技法は
もちろん手加工されていたものですが、
今では大量に加工しますので、コーナーロッキングという
あられ組み継ぎの加工をする専用の木工機械を使っています。

_DSC0007_DSC0010

そして凸凹に接着材を入れてがっちり組みます。
ガチッとハマる感触は気持ち良く、
ちょっとやそっとの衝撃では壊れない強さを実感します。

st03_fc01st03_fc02

日本の伝統的な技法が小気味よいポイントになり、
製品に魅力的な表情を加えてくれます。

長く使い続けられること -ビーンズ・ピーナッツスツール-

金曜日, 4月 25th, 2014

_DSC0009

前回に引き続き、接着技術のフィンガージョイント編です。
ビーンズ・ピーナッツスツール の丸い座面には、
フィンガージョイントのミニ版、ミニフィンガージョイントが隠れています。
このスツールの座面は、材料を3~4枚接ぎ合わせて作ります。
接ぎ合わせる時、材料がずれないようにするためと
座面の真ん中を欠き取るデザインで接着面が少なくなるので、
接着強度を増すためにミニフィンガージョイントを使っています。

P1010007  P1010021

座面の真ん中が欠き取られているので、
フィンガーのギザギザが表面に大きく出てこないよう
控えめなミニフィンガージョイントを選んでいます。

目立たないけれど、
いい仕事をしています。

長く使い続けられること -ブランチコートスタンド-

金曜日, 4月 11th, 2014

木の生活道具を長く使っていただくためには、
製品の耐久性が重要なポイントになります。
強度を増すために、木製品の加工には様々な技術が使われています。

その中のひとつに フィンガージョイント と呼ばれる加工があります。
その名の通り、両手の指を広げて合わせたような形の接合技術です。

DSCN0028

この写真は、コサインコレクション branch コートスタンド の脚を形作る、
2本の部材を接ぎ合わせるための加工をしているところです。
機械の真ん中でジグザグの刃物が回転して、脚の接着面を加工していきます。

DSCN0104 DSCN0105

反りあがった脚上部材と、細く長い脚下部材を
ジグザグに加工された面同士に接着材を塗ってはめ合わせ、
圧力を掛けて長く反った脚を形作っていきます。

ジグザグに加工した面で接着するので、
接着面が多く非常に強度のある部材が出来上がります。

板を接ぎ合わせて長い部材や大きな天板を作る時に、接着強度を増す技術です。
製品に潜むジグザグマークを探してみてください。
それは強度の印なんです!

木のものを贈った時に喜ばれる嬉しさ

金曜日, 3月 28th, 2014

旭川もようやく春めいてきました。雪もぐんぐん解け始めています。
3月・4月はお別れや出会いの季節ですね。
コサインのお店にも、退職祝いの贈り物や入学祝いの内祝いを探しに
お客さまがいらっしゃっています。

温かみある木の小物で、気持ちも一緒に届けられるような気がして…
長く使って愛着がわく木の小物を記念に贈りたくて…などなど
いろんな気持ちを聞かせていただきます。

先日ご来店いただいた20代の女性お二人は、
退職される大先輩への贈り物を探しにいらっしゃいました。
大先輩なので、大人なウォルナットで
キッチンやデスクサイドなど、どこにでも置いて使いやすい
マイン時計(大)を迷いに迷ってお選びいただきました。

mc100_130
・この波型は、風水でも‘風が流れる良いカタチ’だと雑誌で紹介されたんです。

 
昨日は、出産祝いに子ども時計を贈られたお母さんが
自分で使ってみてとても良かったので、
遠くに住むお友達の出産祝いに同じ時計を贈りたいからと、ご来店いただきました。

 

cw14  naire_5

・お誕生の記念に、お子さまが生まれた時刻に名前やメッセージを入れる方も多い時計です。

 
大切な場面の贈り物に、木の小物を選んでいただいて
贈った方も贈られた方も喜んでいただけるお話をうかがうと
私たちも嬉しくなってしまいます。