「globalocal」プロジェクト

工場キタです。2010年もあとわずかですが、ラストスパートで頑張ろうと思います。 

今、ドイツデザイナークラブ(DDC)のメンバーたちがデザインした家具を旭川の企業で製作する「グローバローカル」というプロジェクトに参加しています。 

「座るもの」がテーマで作品は来年1月にドイツで開催される「ケルン国際家具見本市」で発表されます。 

5名のデザイナー、5作品を各社で分担し製作しました。 

弊社ではライデッカーさんという女性デザイナーのベンチを引き受けました。変わったベンチで座面には四季の俳句が刻まれています。 

俳句の文字はクラフト&デザイン タンノの丹野さんが担当し共同制作で進めました。 

当初は、打合せ開始から製作完了まで約3ヶ月というタイトなスケジュールと、ドイツ人デザイナーとのコミュニケーションに不安を感じました。 

しかし、それぞれが各自の役割を一歩ずつこなしていくと、何気ない閃きから不思議な組接ぎのアイデアが浮かんだり、必要な情報が集まりだしたりして徐々に楽しくなっていきました。 

俳句はレーザー彫刻でとても美しく仕上がりましたし、光の透過で写る文字もはっきり見えました(丹野さん自らのアイデアで写る文字に意味を持たせています)。ベンチ本体の組接ぎ加工もNCを駆使して精度良く加工できました。接着は一苦労しましたが、技術の見せ場になりました。 

きれいに組み上がりました。

  

先日このプロジェクトの発案者であるワグナーさんが「モノづくりの要素の50%は人と人のコミュニケーションである」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりだったと思います。ドイツとのメールのやり取りは家具組合の方にサポートしていただきました。試行錯誤の段階で相談にのってくださった方々や釧路工業技術センター、旭川市工芸センターの方々にも大変お世話になりました。地元(まさにlocal)の人や技術、職人魂が結集しデザイナーにも満足いただける作品に仕上がったと思っています。 

今回この様なプロジェクトに参加させていただく機会に恵まれたことを、関係者の方々に感謝いたします(もちろん会社にも)。 

まだ作品の全貌はお見せできませんが、来年の発表を楽しみにしていてください。

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